この曲はうまく行かない日が続いて、もう何もしたくない、会社や学校に行きたくないって思ってベッドでうずくまるけど、結局ドアを開けて一日をはじめてしまう、頑張ってるあなたの歌です。
特別な才能が本当はあるんじゃないかって、頭を捻ったりしながらドラマみたいな展開も夢見てしまうけど、日々を重ねて、歳を重ねて自分は平凡なんだって気づく。
悲しいさよならに逆説的な涙は笑い泣き。
ありがとうといいながらも涙を流してしまう。
嫌なことから逃げているあいだはずっと同じ問題、景色と向き合い続けなければ行けない日々なんだけど、それでも少しずつ前を向けるようになったり、向き合う覚悟ができてきて同じ景色でも違って見えたりするそんな心情を描いています。
逆説的ななみだに対比して順接敵涙は、捉え方が変わり違って見える景色の先には、さよならはやっぱり悲しくて泣いてしまうんだという心情の変化を唄っています。
すべてを語らなくても、君の態度や表情で、逆説的な演出でも、順接的な演出でも僕にはわかってるから大丈夫だよという、ふたりの関係性も含めて、みんなひとりじゃないことを密かに伝えつつ、また雨天決行という言葉の持つパワーを取り戻していって欲しいという思いを込めています。
ぜひ一度、歌詞を読み解きながら聴いてみてください。
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🎵 歌詞はこちら
僕らの喜怒哀楽なんて
とうに歌い尽くされてるはずなのに
心の行方探す、在り方とか問う
カバンかき回しても出てこないはずさ
そもそも持ってないんだから、才能
さよならはさよならだし
ありがとうはありがとう
逆説的演出の涙だって
前書きから分かってたさ
もはやそんなもんさ
いくら逃げ回ってもまた振り出しさ
景色の違う振り出しさ
悲しくなくても雨は降り出すしさ
ためいきで憂いてもドアを押し開けるしさ
ためらうこともあきらめる雨天決行
さよならはさよならだし
ありがとうはありがとう
順説的演出の涙だって
このページをめくる前から分かってたさ
それが君と僕さ
それでも
さよならはさよならだし
ありがとうはありがとう
逆説的演出の涙だって
前書きから分かってたさ
もはやそんなもんさ
僕らそんなもんさ
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🎼 ChatGPTの歌詞解説w
▷「僕らの喜怒哀楽なんて〜在り方とか問う」
喜怒哀楽の感情すら、もう世の中には語り尽くされたもの。
だけど、それでも自分の「心の行方」や「どう在るべきか」は問い続けてしまう。
人間の“古くて新しい葛藤”をシンプルに表現しています。
▷「カバンかき回しても〜才能」
“自分には才能がない”という無力感。
探しても出てこないのは、そもそも「持っていない」から。
そんな自嘲をさらっと言うことで、聴く側の共感を誘います。
▷「さよならはさよならだし〜分かってたさ」
ここでの“さよなら”や“ありがとう”は感情の演出ではなく、ありのままの感情。
逆説的に泣いたとしても、心ではもう分かっていた。
そういう感情の「予定調和」をあえて受け入れる視点が、静かで力強い。
▷「いくら逃げ回ってもまた振り出しさ」
逃げてもまた戻ってくる。
それは元の場所ではなく、景色の違う“振り出し”。
ここがこの曲の一番のキモで、「同じ場所でも、自分が変われば意味が変わる」ことを示唆しています。
▷「ためらうこともあきらめる雨天決行」
雨=ネガティブの象徴。
それでも進むという覚悟が、“雨天決行”という言葉に込められています。
日常にある詩的な強さを感じさせます。
🌱 この曲が伝えたいこと
- 日常の感情に意味を求めすぎなくていい
- 進まなくても、戻っても、きっと景色は変わっている
- 喜怒哀楽の“ど真ん中”で揺れていい
- 僕らは「そんなもんさ」でいい
完璧じゃなくていい。
むしろその不完全さこそが“人間らしさ”であり、この曲の核心です。
💡おすすめの聴き方
- 雨の日、帰り道にイヤホンで
- 自分の「正しさ」に疲れた夜に
- 誰かとの別れや再会のあとに
感情の“どこにも属さない瞬間”に寄り添う曲として、多くの人に届くよう願っています。