VS Codeを使っていると、「ターミナル機能って便利そうだけど、なんだか難しそう…」と思うことはありませんか?実は、VS Codeのターミナルはエディターと統合されており、作業を効率化するために最適なツールです。
例えば、わざわざエクスプローラーでファイルを開いたり、別のターミナルアプリを起動したりせずに、VS Code上で直接コマンド操作ができるので、作業スピードが格段にアップします!
本記事では、初心者でも迷わず使えるように、VS Codeのターミナル機能の基本操作から、作業を効率化する便利な使い方までを解説します。また、メリット・デメリットも紹介するので、自分に合った使い方を見つけてください!💡
🔍 この記事でわかること
- VS Codeのターミナルとは?基本の使い方
- VS Codeターミナルを使うメリット・デメリット
- ターミナルを開く方法とショートカットキー
- よく使うコマンドと便利なカスタマイズ方法
- 作業効率をアップさせるコツ
VS Codeのターミナルの基本
VS Codeのターミナルとは、エディター内で直接コマンドを実行できる機能のことです。従来のターミナル(コマンドプロンプトやPowerShellなど)と同じように使えますが、VS Codeと統合されているため、画面の切り替えなしで作業を進められるのが最大のメリットです。
🛠 ターミナルの種類
VS Codeでは、以下のようなターミナルを利用できます。
- PowerShell(Windows標準のシェル)
- Command Prompt(cmd)(Windowsのコマンドプロンプト)
- Bash / Zsh(MacやLinuxのターミナルで使われるシェル)
- WSL(Windows Subsystem for Linux)(WindowsでLinux環境を使う場合に便利)
🖥 ターミナルを開く方法
ターミナルを開くには、以下の方法があります。
- ショートカットキー →
Ctrl + \
(Windows) /Cmd + \
(Mac) - メニューバーから開く →
表示
→ターミナル
- クイックアクセスバーから開く →
Ctrl + Shift + P
を押して「ターミナル」を検索
ターミナルを開くと、画面の下部に黒いウィンドウが表示されます。ここでコマンドを入力すれば、エクスプローラーで操作しなくても、ファイルの作成や削除、Gitの操作などが可能になります!

VS Codeターミナルを使うメリット
VS Codeのターミナルを使うことで、作業効率が大幅に向上します。ここでは、特に便利なポイントを紹介します!✨
🚀 作業効率がアップ!コマンドで素早く操作できる
マウスでファイルを開いたり、エクスプローラーでフォルダを移動したりするよりも、コマンドを使えば一瞬で目的の操作が可能です。
例えば、
mkdir new-project
cd new-project
touch index.html
この3行を実行するだけで、新しいプロジェクトフォルダを作成し、その中に index.html
というファイルを作成できます。GUIで一つずつ操作するよりも、圧倒的にスピーディーですね!
🖥️ エディターと一体化していて画面の切り替え不要
通常のターミナル(コマンドプロンプトやMacのターミナルなど)を使うと、エディターとターミナルを行き来する必要があり、作業が分断されてしまいます。
VS Codeなら、エディターとターミナルが同じ画面にあるため、コードを書きながらすぐにコマンドを実行できます。特に開発作業では、以下のような操作がスムーズにできます。
npm start
で開発サーバーを起動git commit -m "fix bug"
でコードをコミットnode index.js
でコードの実行
💡 Gitの操作が簡単にできる
VS Codeのターミナルを使えば、Gitの操作もエディター上で完結します。例えば、リポジトリの状態を確認するには以下のコマンドを実行するだけ。
git status
また、変更を追加してコミットするには、
git add .
git commit -m "更新内容を記述"
と入力すればOK! GUIツールなしでも、すべてのGit操作が可能です。
⚡ ショートカットキーで素早く開閉できる
VS Codeでは、ターミナルをショートカットキーで一瞬で開閉できます。
Ctrl + \``(Windows) /
Cmd + “(Mac) → ターミナルの開閉Ctrl + Shift + 5
→ 新しいターミナルを追加
このようにショートカットを活用すれば、マウスを使わずに作業を進められるので、開発スピードが格段に向上します!

VS Codeターミナルのデメリット
VS Codeのターミナルは便利ですが、使いこなすにはいくつか注意点もあります。メリットだけでなく、デメリットもしっかり把握しておきましょう。⚠️
📖 コマンドを覚える必要がある
GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)では、ボタンをクリックするだけで操作できますが、ターミナルではコマンドを直接入力する必要があります。
例えば、ファイルを削除する場合:
rm filename.txt
と入力しなければなりません。
初心者のうちは、よく使うコマンドを覚えるのが大変ですが、慣れると圧倒的に速く作業できるようになります!
🛑 エラーが発生すると対処が難しい
ターミナルでコマンドを実行すると、間違った入力や環境設定ミスでエラーが発生することがあります。
例えば、cd
コマンドで存在しないフォルダに移動しようとすると:
cd nonexistent-folder
bash: cd: nonexistent-folder: No such file or directory
といったエラーが表示されます。
エラーの内容をしっかり読んで対処する必要があるため、初心者にとっては少しハードルが高いかもしれません。
💻 GUI操作に慣れている人にはハードルが高い
普段、WindowsのエクスプローラーやMacのFinderでファイル管理をしている人にとっては、ターミナル操作は少し面倒に感じるかもしれません。
しかし、ターミナルを使うことで作業効率が飛躍的に向上するので、少しずつでもコマンド操作に慣れていくのがおすすめです!💪
⚙️ PowerShellやBashの設定が必要な場合がある
デフォルトのターミナルはOSによって異なります。
- Windows → PowerShell がデフォルト
- Mac / Linux → Bash がデフォルト
もし Bash
を使いたいのに PowerShell
が開いてしまう場合、設定を変更する必要があります。
VS Codeでは、ターミナルのデフォルトシェルを簡単に変更できます。
設定手順
Ctrl + Shift + P
(MacはCmd + Shift + P
)を押す- 「
Terminal: Select Default Profile
」と入力して選択 - 好きなシェル(PowerShell / Bash / Zsh など)を選択
こうすることで、自分に合った環境で快適にターミナルを使うことができます!✨
VS Codeターミナルの便利な使い方
VS Codeのターミナルは基本的な使い方だけでなく、ショートカットやカスタマイズを活用することで、さらに便利に使うことができます! ここでは、作業効率をUPさせる方法を紹介します。💡
ショートカットキーを活用する
ターミナルをすばやく操作するには、ショートカットキーを使うのが一番です。
操作 | ショートカットキー(Windows) | ショートカットキー(Mac) |
---|---|---|
ターミナルを開く・閉じる | `Ctrl + “ | `Cmd + “ |
新しいターミナルを開く | Ctrl + Shift + 5 | Cmd + Shift + 5 |
ターミナルを切り替える | Ctrl + Tab | Cmd + Tab |
ターミナルをクリアする | Ctrl + L または clear コマンド | Cmd + K |
ショートカットを覚えておくと、マウス操作を減らせて作業がスムーズになります!💡
デフォルトのターミナルを変更する
VS Codeでは、デフォルトのターミナル(PowerShell / Bash / Zsh など)を変更できます。
手順
Ctrl + Shift + P
(MacはCmd + Shift + P
)を押す- 「
Terminal: Select Default Profile
」を検索して選択 - 使用したいターミナル(PowerShell / Bash / Zsh など)を選択
例えば、WindowsのPowerShellよりもGit Bashのほうが使いやすい人は、この方法で簡単に切り替え可能です!
複数のターミナルを同時に開く方法
開発中に、複数のターミナルを同時に使いたいことはよくあります。例えば、1つはnpm run dev
(サーバー起動用)、もう1つはgit commit
などのバージョン管理用といった使い方が可能です。
新しいターミナルを開く方法
Ctrl + Shift + 5
(MacはCmd + Shift + 5
)で新しいターミナルを追加- 既存のターミナルの 「+」ボタン をクリック
- ターミナルの上部タブをクリックして切り替え
これを活用すれば、作業ごとにターミナルを分けて管理できるので便利です!
ターミナルのカスタマイズ(フォントサイズ・カラー変更)
VS Codeのターミナルは、フォントサイズやカラーを変更して、自分好みにカスタマイズできます。
設定方法
Ctrl + Shift + P
(MacはCmd + Shift + P
)を押す- 「
Preferences: Open Settings (JSON)
」を検索して開く - 以下の設定を追加
"terminal.integrated.fontSize": 14,
"terminal.integrated.cursorStyle": "underline",
"terminal.integrated.defaultProfile.windows": "Git Bash",
フォントサイズを変更したり、カーソルの形を変えたりすることで、自分にとって使いやすいターミナル環境を作ることができます! ✨
よく使うVS Codeターミナルのコマンド
ターミナルを使いこなすには、基本のコマンドを覚えておくことが大切です。ここでは、よく使うコマンドをまとめました。
ディレクトリ操作
コマンド | 説明 |
---|---|
pwd | 現在のディレクトリ(フォルダ)を表示 |
ls (Mac/Linux) / dir (Windows) | ディレクトリ内のファイル・フォルダを一覧表示 |
cd フォルダ名 | 指定したフォルダへ移動 |
cd .. | 1つ上のフォルダへ移動 |
ファイル・フォルダ操作
コマンド | 説明 |
---|---|
touch ファイル名 | 新しいファイルを作成 |
mkdir フォルダ名 | 新しいフォルダを作成 |
rm ファイル名 | ファイルを削除 |
rmdir フォルダ名 | フォルダを削除(空のフォルダのみ) |
Gitの基本操作
コマンド | 説明 |
---|---|
git init | Gitリポジトリを作成 |
git status | 現在のリポジトリの状態を確認 |
git add . | 変更をすべてステージング |
git commit -m "コメント" | 変更をコミット |
git push origin main | リモートリポジトリへ変更をプッシュ |
Gitをターミナルで操作すれば、VS Code上でバージョン管理がスムーズにできます!💡
VS Codeターミナルをもっと便利に!拡張機能を活用
さらに作業を快適にするには、拡張機能を活用するのもおすすめです!
おすすめ拡張機能
拡張機能名 | 説明 |
---|---|
Oh My Zsh | BashやZshをカスタマイズしやすくする |
GitLens | Gitの履歴や変更を視覚的に表示 |
Terminal Tabs | ターミナルをタブ管理できる |
ShellCheck | シェルスクリプトのエラーを検出 |
拡張機能を入れると、VS Codeのターミナルがさらにパワーアップします!
まとめ
- VS Codeのターミナルは、コマンド操作をエディター内で行える便利な機能
- メリット → 作業効率アップ、Git操作がスムーズ、ショートカットキーで素早く開閉
- デメリット → コマンドを覚える必要がある、エラー対処が難しい
- 便利な使い方 → ショートカットキーの活用、デフォルトターミナルの変更、複数ターミナルの同時利用
- 基本のコマンドを覚えれば、より快適に作業ができる!
👉 まずは簡単なコマンドから試して、少しずつ慣れていきましょう!🚀
