アラフォー男子に刺さった呪術廻戦の魅力

呪術廻戦の第1話で描かれていた、作品の面白さに深みが増す物語の本質とは

「呪術廻戦」についておじさんの独断と偏見を語りたいと思います。

みなさんはもうご覧になられましたか?

「鬼滅の刃」の次にくると言われながら1年も立たないうちに、ゴールデン番組で取り上げられたり、メディア界隈で目にしない日はないくらいの盛り上がりを見せていますね。

やー正直、私個人としては鬼滅の刃より好きです。

鬼滅の刃も好きです。アンチでもなんでもありません。

呪術廻戦は単行本派で、ジャンプの内容には追いついていませんが、アニメの第1話をもう4、5回見ています。

なんか好きなんだよねー

っていう記事ではありません。

自分だけが気づいているわけでは無いと思うんだけど、自分でこれに気づけたことが嬉しかったので、書いておきたいと思いました。

少しお付き合いください。

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「正しいタヒ」を描いて間違ったタヒのコントラストを強くした

なんで第1話ばかり何回も見ちゃうんだろうなぁって、考えた時に最初に出てきたのが、主人公の虎杖悠仁のおじいちゃんが亡くなるシーン。

普段と何も変わらないやりとりをしながら、次の1秒が突然やってこなくなる。

とても理想的なタヒ。

いわゆる「正しいタヒ」。

初めて見た時はただただ意味深なというか、悠仁の過去に伏線を張るためのワンシーンだと思っていた。

実際、そういう意味も含んでいるとは思うが、実はそれだけの目的ではないと気づいた。

作中でも語られている「正しいタヒ」をここで描くことで、これから展開される様々なタヒにつながるドラマをより鮮明に、強いコントラストで浮き上がらせるためのワンシーンになっていたんだと気づいた。

「正しいタヒ」ってこういうものだよっていう、ひとつの基準みたいなものを見せて、受け手に比較対象を作った。

主人公「悠仁」という読み手を投影する人物像

悠仁というキャラクターも今どきの若者風に描かれているが、ジャンプの主人公っぽい純粋さや優しさ、真っ直ぐさがある。

そんな悠仁がおじいちゃんのタヒで、タヒをより身近に感じて、「正しいタヒ」って怖くない、少しさみしかったけど・・・と言って読み手と同様に「正しいタヒ」を深く心に刻んでいる。

そこから、思いも寄らない壮絶なタヒへのプロセスに直面することで、迷い、悩み導き出す答え一つ一つに、私自身のうじうじした心が晴らされていく、いや、祓われていく。

自分の弱さに気づき、目を背けず向き合って受け入れていく姿も好きだ。

アラフォーに突き刺さったキャラクターの成長過程

短所は長所という言葉が体現されているところも好きだ。

登場するキャラクターそれぞれが持つ、個性、生い立ち、悩みも、素晴らしく鮮明に描かれている。

短所に葛藤のしながらも、自然とともにあった長所でその短所を有り余るほど補っていくその成長の過程には、アラフォーになっても、毎日一喜一憂しながら成長を続けたいと思う自分に、とてつもなく強く深く突き刺さったのだろう。

まとめ:呪術廻戦は主人公とテーマのコントラストが魅力

作品のテンポ感や圧倒的な強さで、悪をねじ伏せる。

イケメン五条先生がとてもキャッチーでこの人気の火種になっているのは確かだと思うが、人のネガティブな感情が生み出す呪いというものを呪いで祓うというなんとも深いテーマに悠仁というキャラクターが向き合い出していく答えがきっと多くの読者に刺さっているのだろうと私は思いました。

いや、私にはそう刺さりました。

しばらくこの呪いは祓えそうもありません。

叶えたいライフスタイルに向かって、今日も楽しく人生を学んでいきます。

時間は有限です。

悔いのない今日をお送りください。

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