「あの人が許せない!」と苦しむあなたへ。『0 Lei 下巻』が解き明かす人間関係のカラクリ
「職場の上司が理不尽で許せない」
「家族の言動にどうしてもイライラしてしまう」
そんな風に、人間関係のストレスで心をすり減らしていませんか?
相手を変えようとしても変わらないし、かといって自分が我慢するのも辛い。
実はそのイライラ、相手のせいではなく、あなた自身がつけている「仮面」のせいかもしれません。
今回は、さとうみつろうさんの著書『0 Lei 下巻』から、人間関係や人生のトラブルを紐解くヒントをご紹介します。
読み終わる頃には、苦手だったあの人のことが、少しだけ違って見えているかもしれません。
私たちはみんな「仮面舞踏会」を生きている
本書の中で特に印象的なのが「ペルソナ(仮面)」のお話です。
私たちは社会の中で生きるために、無意識にいろいろな仮面をかぶっています。
「良い上司」「良き妻」「聞き分けの良い子」……。
でも、この仮面をかぶり続けていると、いつしか「仮面=本当の自分」だと勘違いしてしまいます。
そして、本当はズルい自分、弱い自分が内側にいるのに、それを必死に隠して「善良な市民」を演じ続けるのです。
するとどうなるか?
目の前に「ズルい人」や「身勝手な人」が現れたとき、猛烈に腹が立つのです。
「私はこんなに我慢して仮面をかぶっているのに、お前はなんで脱いでるんだ!」と。
つまり、他人へのイライラは「お前もな」という自分自身へのツッコミなんです。
ムカつく相手は、あなたが隠している「本当の自分(シャドウ)」を、代わりに演じてくれている協力者なのかもしれません。
幸せになりたいなら、あえて「逆」を行く
「幸せになりたい!」
誰もがそう願って生きていますよね。
でも、著者はこう言います。
「現状に満足していないなら、その『幸せになりたい』という道具を一度捨ててみれば?」
私たちはこれまで、「幸せになるために」という動機であらゆる選択をしてきました。
でも、もし今の現実が望むものでないなら、その選び方(道具)自体が間違っていたのかもしれません。
自転車で目的地に着けないなら、一度降りて歩いてみる。
それと同じで、「不幸になってもいいや」「損してもいいや」と、あえて逆の選択をしてみる。
いつもと違うことをすれば、必ずいつもと違う1日になります。
その小さなズレが、硬直した現実を動かす突破口になるのです。
ピンチは「カラダ語」からのメッセージ
病気やトラブルなど、人生には「一見悪いこと」も起きます。
でも、それは「クラウド(宇宙や全体意識)」からのメッセージだと本書は説きます。
これを「カラダ語」と呼びます。
例えば、家族が病気になったとき。
「看病で自分の時間がなくなった」「仕事をセーブせざるを得なくなった」と嘆くかもしれません。
でも、視点を変えてみてください。
「そのおかげで、無理していた仕事から離れられた」
「家族と向き合う時間が強制的に作られた」
そのトラブルによって、あなたは「何をやめて、何を始めることになったのか」。
そこに、人生を次のステージへ進めるための重要なヒントが隠されています。
「オレンジミルクの法則」で新しい自分を受け入れる
最後に、とても素敵な「オレンジミルクの法則」をご紹介します。
コップにオレンジジュース(過去の自分、執着、常識)が残っている状態では、新しいミルク(新しい幸せ、未来)を注ぐことはできません。
ミルクを注ぎたければ、勇気を持ってコップの中身を一度「空っぽ(ゼロ)」にする必要があります。
「失うこと」は怖いことです。
でも、空っぽになったスペースにしか、新しいものは入ってきません。
0(レイ)になるということは、何もない空虚な状態ではなく、すべての可能性を受け入れられる「最強のスタンバイ状態」になること。
今、何かに行き詰まっているなら、それは「そろそろ中身を入れ替える時期だよ」というサインかもしれません。
さいごに
『0 Lei 下巻』は、私たちが無意識に背負い込んでいた「架空の責任」や「重たい鎧」を、優しく脱がせてくれる一冊です。
「私は〇〇である」という定義をすべて手放して、ただの「私」に戻ってみる。
そんな軽やかな生き方を、今日から始めてみませんか?
