毎日がんばっているのに、なんだか満たされない。
「もっとお金があれば」「もっと認められれば」と、外側の世界に答えを求めて走り続けていませんか?
でも、手に入れても手に入れても、なぜか乾きが癒えない。
もしそんな感覚があるなら、それは「視点」がほんの少しズレているだけかもしれません。
今回は、さとうみつろうさんの著書『0 Rei 上巻』から、現実を軽やかに変えていくためのヒントをご紹介します。
がむしゃらに頑張るのを一度やめて、自分の内側にある「意識」のスイッチをパチンと切り替える。
そんな不思議で心地よい体験を、一緒にしてみませんか。
幸せの「感度」は自分で決められる
私たちは普段、「価値」というものを金額や偏差値のような数字で測りがちですよね。
でも実は、価値というのは絶対的なものではなく、私たちの意識が向いた瞬間に初めて生まれるものなんです。
例えば、こんな場面を想像してみてください。
- クローゼットに100万円のスーツを100着持っている大富豪
- 入学式のために、初めて5万円のスーツを買った大学生
さて、どちらがその瞬間に「喜び」や「幸福」を強く感じているでしょうか?
おそらく、ドキドキしながら初めて袖を通す大学生の方ですよね。
大富豪にとってスーツは「あって当たり前」の景色になってしまっているからです。
つまり、幸福度を決めているのは「持っている量」ではなく、それを受け取る「心の感度」なんです。
現代人は、この方程式の片側ばかりを追いかけています。
幸福度 = 内的要因(心の感度) × 外的要因(モノや環境)
外側の環境を必死に変えようとするよりも、内側の「受け取り方」を少し変えるだけ。
それだけで、今この瞬間から幸せの総量はぐんと跳ね上がります。
寝る前の「いいね」が明日を変える
「性格」って、生まれつき決まっているものだと思っていませんか?
実はそれ、脳内のフォルダ整理のクセがついているだけかもしれません。
私たちの脳には「良いことフォルダ」と「悪いことフォルダ」があるようなものです。
もし「悪いことフォルダ」にデータがたくさん入っていたら、新しく起きた出来事も無意識に「また悪いことが起きた」と自動分類してしまいます。
これをリセットする絶好のチャンスが、実は「睡眠」なんです。
寝ている間に脳は記憶を整理整頓しています。
だからこそ、眠りにつく直前の意識がとても大切です。
- 今日あった嫌なことを反すうしながら眠る
- 今日あった何気ないことに「いいね」をして眠る
どちらを選ぶかで、翌朝の脳のスタンバイ状態が変わります。
寝る前に「今日もなんだかんだ良かったな」と自分にOKを出してあげること。
そうやって「良いことフォルダ」の比率を増やしていくと、自然と「良いこと」を探すのが得意な性格になっていくんです。
「現実を変えたい」という思いが、現実を固定する
ここが一番のパラドックスであり、面白いところです。
多くの人が「今の現実を変えたい!」と願っています。
でも、「変えたい」と強く願うということは、裏を返せば「今の現実はダメだ(気に入らない)」と強く認定していることになります。
意識の世界では、強く思ったことが強化されます。
つまり、「今の現実はダメだ」という前提を持ち続けている限り、その「ダメな現実」は鏡のように目の前に映し出され続けてしまうのです。
では、どうすればいいのでしょうか。
それは、諦めることでも、投げやりになることでもありません。
「今の現実も、実はそんなに悪くないかも」「私はこのままでも十分に素晴らしい存在かも」と、一度今のすべてを認めてしまうことです。
これを「0(レイ)」の地点に戻ると言います。
- ないモノを探して焦るのではなく、あるモノに気づく
- 何かになろうとするのではなく、今の自分にくつろぐ
- 現実を変えようともがくのではなく、現実への解釈を変える
不思議なことに、「変えなくていいや」と心から思えた瞬間から、現実は音を立てて変わり始めます。
鏡の中の自分が笑うのを待つのではなく、まず自分が笑う。そうすれば鏡も笑う。
ただそれだけのことなんです。
さいごに
『0 Rei』というタイトルが示すのは、プラスでもマイナスでもない、フラットで静かな「ゼロ」の地点。
そこは「何もない場所」ではなく、「すべてがあることに気づける場所」です。
外側に正解を探しに行く旅は、もう終わりにしてもいいのかもしれません。
あなたが今、ここで、リラックスして深呼吸すること。
「なんだ、私もう幸せだったじゃん」と気づくこと。
そこから、本当に望む人生のストーリーが新しく始まっていくはずです。
