Web開発を始めるなら、ローカル開発環境の構築は必須です!特にWordPressやPHPを使った開発では、サーバーにアップロードする前に 「ローカル環境でテストできる」 ことがとても重要。
そこで今回は、VS CodeとMAMP/XAMPPを使ってローカル開発環境を構築する方法 を、初心者でもわかりやすく解説します💡
- 初めてローカル開発環境を構築する人
- MAMP/XAMPPの使い方を知りたい人
- VS CodeでWordPressやPHPを開発したい人
- ローカル環境のメリット・デメリットを理解したい人
これを読めば、「ローカル開発環境って難しそう…」 と思っていた方でも、簡単に設定できるようになります!💻✨

ローカル開発環境とは?なぜ必要なのか?
ローカル開発環境とは、自分のパソコン上に「仮想のサーバー」を作ること です。これにより、ネットに接続しなくてもWebサイトやアプリを動かせます。
🔹 ローカル開発環境が必要な理由
- サーバーに負担をかけずにテストできる
→ 直接サーバーにアップせずに、安全にコードを試せる! - インターネット環境がなくても開発できる
→ 出先やオフライン環境でも作業可能 - サイトやアプリの高速開発が可能
→ 本番環境より動作が速く、快適に作業できる
つまり、ローカル開発環境を整えることで、 「ミスを減らし、効率的に開発できる」 のが最大のメリットです!💡
VS Code+MAMP/XAMPPを使うメリット
VS CodeとMAMP/XAMPPを組み合わせることで、ローカル開発環境を より快適に 構築できます。では、どんなメリットがあるのか見ていきましょう!
✅ ローカル環境で安全に開発できる
本番サーバーに影響を与えずに、自由にコードを試せます。誤ってサイトを壊したり、データを削除したりする心配がないので、初心者でも安心して開発できます!
✅ サーバーとデータベースを手軽に管理できる
MAMP/XAMPPには Apache(サーバー)とMySQL(データベース)が含まれている ので、複雑な設定なしにローカル環境をすぐに構築できます。
✅ VS Codeの拡張機能で開発がスムーズに!
VS Codeには、開発を より効率化 するための 拡張機能 があります。例えば…
- PHP Intelephense(PHPコード補完)
- Live Server(ブラウザで即時プレビュー)
- MySQL extension for VS Code(データベース操作)
これらを活用することで、より快適な開発環境が整います!✨
✅ コードのバージョン管理がしやすい
VS Codeには Gitと連携する機能 があり、開発の進捗を管理しやすくなります。変更履歴を記録して、過去のコードに戻すことも可能!
MAMP/XAMPPのインストールと設定
ローカル開発環境を作るには、まず MAMP または XAMPP をインストールする必要があります。どちらも ローカルサーバー(Apache)とデータベース(MySQL)を簡単に動かせる ソフトウェアですが、それぞれ特徴があります。
🔹 MAMPとXAMPPの違いは?どっちを選ぶべき?
MAMP | XAMPP | |
---|---|---|
対応OS | Mac / Windows | Mac / Windows / Linux |
設定の簡単さ | 簡単(初心者向け) | やや複雑(上級者向け) |
PHPのバージョン切り替え | 可能 | 可能 |
MySQLの管理ツール | phpMyAdminが利用可能 | phpMyAdminが利用可能 |
特徴 | GUIで直感的に操作可能 | 設定をカスタマイズしやすい |
👉 初心者なら「MAMP」、自由に設定したいなら「XAMPP」がおすすめ!
MAMPのインストールと設定(Mac/Windows)
🔹 MAMPをダウンロード・インストール
- 公式サイト(https://www.mamp.info/)から MAMP & MAMP PRO をダウンロード
- インストーラーを実行し、画面の指示に従ってインストール
- インストール後、MAMPアプリを開く
🔹 MAMPの基本設定
- MAMPを起動し、「Start Servers」をクリック
- 「Preferences(設定)」を開き、以下の設定を確認
- Apacheポート番号:
80
(デフォルトは8888
だが、80
にするとURLがシンプルに) - PHPのバージョン:最新のものを選択
- MySQLの設定:
root / root
(デフォルト)
- Apacheポート番号:
http://localhost/
にアクセスし、MAMPのダッシュボードが表示されればOK!
XAMPPのインストールと設定(Mac/Windows)
🔹 XAMPPをダウンロード・インストール
- 公式サイト(https://www.apachefriends.org/jp/index.html)から XAMPP をダウンロード
- インストーラーを実行し、デフォルト設定のままインストール
- XAMPP Control Panelを開く
🔹 XAMPPの基本設定
- ApacheとMySQLを「Start」ボタンで起動
http://localhost/
にアクセスし、XAMPPの管理画面が開けばOK
MAMP/XAMPPの動作確認
✔ Apache(Webサーバー) が動いているかチェック!
- ブラウザで
http://localhost/
にアクセスして、MAMP/XAMPPの管理画面が表示されれば成功🎉
✔ MySQL(データベース) が動いているかチェック!
http://localhost/phpmyadmin/
にアクセスし、phpMyAdminが開けばOK!
VS Codeのインストールと基本設定
MAMP/XAMPPの準備ができたら、次は VS Code(Visual Studio Code) をインストールして、ローカル開発がしやすい環境を整えていきます!
VS Codeのインストール(Windows / Mac 共通)
まずは、公式サイトから VS Code をダウンロードしましょう。
🔗 VS Code公式サイト:https://code.visualstudio.com/
🔹 インストール手順
- 上記のリンクから、自分のOSに合った「ダウンロードボタン」をクリック
- ダウンロードしたファイルを開いて、画面の指示に従いインストール
- インストール完了後、VS Codeを起動!
👉 これでVS Codeの準備ができました✨
VS Codeの基本設定(初心者向けおすすめ設定)
VS Codeは初期状態でも使えますが、開発をスムーズにするための設定 をしておくと便利です!
🔹 まずは「日本語化」しよう(まだ英語の人向け)
- 左の「拡張機能マーク(四角が4つ並んでいる)」をクリック
- 検索バーに
Japanese Language Pack
と入力 - 「Install(インストール)」ボタンをクリック
- インストール完了後、VS Codeを再起動すれば 日本語化完了! 🎉
👉 英語が苦手な人は、まずはこれを設定すると使いやすくなります!
必須の拡張機能(プラグイン)をインストール
VS Codeには、作業を快適にする「拡張機能(プラグイン)」があります。WordPressやPHPの開発には 以下の3つが必須 なので、インストールしておきましょう!
📌 おすすめ拡張機能
✅ PHP Intelephense(PHPのコード補完を強化)
✅ Live Server(ファイルを保存すると、ブラウザで自動更新)
✅ MySQL extension for VS Code(データベースを操作できる)
🔹 インストール方法
- 左の「拡張機能マーク」をクリック
- 検索バーに拡張機能の名前を入力
- 「インストール」ボタンをクリック
- インストール完了後、VS Codeを再起動すればOK!
👉 これで開発がグッと楽になりますよ✨
MAMP/XAMPPとVS Codeを連携する設定
ローカル環境でスムーズに開発するために、MAMP/XAMPPとVS Codeを連携 させましょう!
🔹 まずはローカルフォルダを作成
- MAMP/XAMPPの「htdocs」フォルダを開く(ここにプロジェクトを作成)
- MAMP:
/Applications/MAMP/htdocs/
- XAMPP:
C:\xampp\htdocs\
(Windows) //Applications/XAMPP/htdocs/
(Mac)
- MAMP:
htdocs
内に、新しいフォルダを作成(例:myproject
)
🔹 VS Codeでフォルダを開く
- VS Codeを開く
- 「ファイル」→「フォルダーを開く」 を選択
- 先ほど作成した
htdocs/myproject
を選択して開く
👉 これで、VS Codeでローカル開発ができる準備が整いました!🎉

WordPressをローカル環境で動かす方法
ここからは、MAMP/XAMPPを使ってWordPressをローカル環境で動かす手順 を解説します!これができれば、サーバーを使わずにWordPressのカスタマイズやテーマ開発が自由にできます✨
1. WordPressをダウンロード&設置する
まずは、公式サイトから WordPress本体 をダウンロードして、ローカル環境に設置しましょう。
🔹 ダウンロード&設置手順
- WordPress公式サイト(https://ja.wordpress.org/download/)から最新のWordPressをダウンロード
- ダウンロードしたZIPファイルを解凍
- 解凍した
wordpress
フォルダの名前を変更(例:mywordpress
) - そのフォルダを MAMP/XAMPPの「htdocs」フォルダの中」に移動
- MAMP →
/Applications/MAMP/htdocs/mywordpress
- XAMPP →
C:\xampp\htdocs\mywordpress
(Windows) //Applications/XAMPP/htdocs/mywordpress
(Mac)
- MAMP →
📌 これでWordPressのファイルをローカル環境にセットできました!
2. データベースを作成する(phpMyAdminを使用)
WordPressを動かすには、データベース(MySQL) が必要です。ここでは、phpMyAdminを使ってデータベースを作成します💡
🔹 MAMP/XAMPPでデータベースを作成する手順
- ブラウザで
http://localhost/phpmyadmin/
にアクセス - 「データベース」タブをクリック
- 新しいデータベースを作成(例:
mywordpress_db
) - 文字セット(照合順序)を
utf8_general_ci
に設定して「作成」ボタンをクリック
👉 これでデータベースが準備完了!
📌 デフォルトのデータベース情報(MAMP/XAMPP)
項目 | MAMP | XAMPP |
---|---|---|
データベース名 | さっき作成したもの(例:mywordpress_db) | さっき作成したもの(例:mywordpress_db) |
ユーザー名 | root | root |
パスワード | root(初期値) | なし(空白) |
ホスト名 | localhost | localhost |
👉 この情報は、次の「WordPressのインストール」で使うのでメモしておきましょう!
3. WordPressのインストール(セットアップウィザード)
データベースの準備ができたら、WordPressをセットアップしましょう!
🔹 セットアップ手順
- ブラウザで
http://localhost/mywordpress/
にアクセス - 言語を選択(日本語を選ぶ)
- 「さあ、始めましょう!」をクリック
- データベース情報を入力(先ほどメモした情報を入力)
- データベース名:mywordpress_db
- ユーザー名:root
- パスワード:root(MAMPの場合)/ 空白(XAMPPの場合)
- データベースのホスト名:localhost
- テーブル接頭辞:
wp_
(そのままでOK)
- 「送信」をクリックし、「インストール実行」を押す
- WordPressの管理情報を設定(サイトタイトル、ユーザー名、パスワードなど)
- 「WordPressをインストール」ボタンをクリック!
- 完了!
http://localhost/mywordpress/wp-admin/
にアクセスしてログイン 🎉
📌 これでWordPressをローカル環境で動かすことができました!
VS CodeでWordPressのファイルを編集してみよう!
ローカル環境でWordPressが動くようになったら、VS Codeを使ってテーマやプラグインをカスタマイズ してみましょう!🎨💻
1. WordPressのフォルダをVS Codeで開く
まず、WordPressのファイルを編集できるように、VS Codeでプロジェクトを開きます。
🔹 フォルダを開く手順
- VS Codeを起動
- 「ファイル」→「フォルダーを開く」 を選択
- MAMP/XAMPPの
htdocs
内にある WordPressフォルダ(例:mywordpress
) を選択 - VS CodeにWordPressのフォルダが読み込まれ、ファイル一覧が表示される
📌 これでWordPressのファイルを編集する準備が完了!
2. WordPressのテーマをカスタマイズする
WordPressのデザインを変更したい場合は、テーマのファイルを編集 します。
🔹 テーマファイルの場所
mywordpress/wp-content/themes/使用中のテーマ名/
例えば、デフォルトテーマの「Twenty Twenty-Four」を編集するなら、以下のフォルダ内のファイルを開きます。
📁 wp-content/themes/twentytwentyfour/
🔹 よく編集するファイル
ファイル名 | 役割 |
---|---|
style.css | サイトのデザイン(CSS) |
functions.php | テーマの機能を追加 |
header.php | ヘッダー部分 |
footer.php | フッター部分 |
single.php | 投稿ページのデザイン |
👉 例えば、style.css
を開いて以下のコードを追加すると、サイトの背景色が変更されます!
body {
background-color: #f0f0f0;
}
編集が終わったら、「保存(Ctrl + S / Cmd + S)」 を押し、ブラウザで http://localhost/mywordpress/
をリロードして変更を確認しましょう!✨
3. WordPressのプラグインを編集する
テーマだけでなく、プラグインのカスタマイズ もできます!
🔹 プラグインファイルの場所
mywordpress/wp-content/plugins/
👉 独自のプラグインを作成する場合
wp-content/plugins/
内に 新しいフォルダ(例:my-plugin
) を作成- その中に
my-plugin.php
というファイルを作成 - 以下のコードを追加して保存
<?php
/*
Plugin Name: My Custom Plugin
Description: これはカスタムプラグインのサンプルです。
Version: 1.0
Author: あなたの名前
*/
function my_custom_function() {
echo "<p>このテキストはカスタムプラグインによって追加されました!</p>";
}
add_action('wp_footer', 'my_custom_function');
- WordPress管理画面の「プラグイン」から、このプラグインを 有効化 すると、ページのフッターにメッセージが表示されます!
📌 これで簡単なカスタムプラグインを作ることができました!🎉
4. VS Codeのデバッグ機能を活用する
PHPコードを編集するときに、エラーを発見しやすくするために デバッグ機能を有効化 すると便利です!
🔹 wp-config.php
でデバッグモードをONにする
- VS Codeで
wp-config.php
を開く - 以下のコードを探して、
false
をtrue
に変更
define('WP_DEBUG', true);
- 保存後、WordPressでエラーが発生した際に、画面上にエラー内容が表示されるようになる
👉 これでコードのミスを素早く発見できます!
まとめ:ローカル環境でWordPress開発を始めよう!
これで、VS CodeとMAMP/XAMPPを使って ローカル環境でWordPressのテーマやプラグインを編集する方法 を学びました🎉
✔ この記事の振り返り
- MAMP/XAMPPをインストールしてローカル環境を構築
- WordPressをローカル環境にインストールして動作確認
- VS Codeを設定してWordPressのファイルを編集できるようにする
- テーマやプラグインをカスタマイズして、オリジナルのサイトを作る!
👉 ローカル環境なら、サーバーに影響を与えず安心して開発できます!
ぜひこの記事を参考にして、自分だけのWordPressサイトを作ってみましょう✨
💡 さらに開発を効率化するには?
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